秋になると、山の木の叶がきいろや赤に変わる。これを「こうよう」という。この季节になると、きれいな「こうよう」を见るために、山へ行く人がたくさんいる。でも、どうして「こうよう」する木の叶はきいろや赤になるのだろう。いままでみどりいろだったのに、急に色が変わってしまうのはなぜだろう。この理由は难しいことではない。本当は、叶のいろははじめからきいろや赤なのだ。「ようりょうくそ」というものが叶のなかにたくさんあると、叶がみどりいろに见える。しかし、叶が死んで、「ようりょくそ」がなくなると、はじめのいろに戻る。だから「こうよう」は、叶に他の色があたらしくつくのではないのだ。